蓄膿症の治療期間ってどのくらいかかるの?急性と慢性で期間が違ってきます

蓄膿症の基本情報

蓄膿症を治したいけれど、治療にどのぐらいの期間がかかるのか不安という人必見の情報をまとめました。
蓄膿症には、急性と慢性の二つがあり、それぞれで治療が異なります。
治療期間にも違いがあります。
それぞれの治療方法とかかる期間について詳しく解説し、治療が不安・・・・・・という人も安心して治療ができるような内容となっています。
長年蓄膿症に悩んでいるという人も、蓄膿症になって間もないけれどその症状に悩んでいるという人もぜひ参考にして下さい。

蓄膿症には急性と慢性の2つがある

蓄膿症には、急性と慢性の2つのケースがあります。
治療期間が異なるため、まずは、それぞれの症状について簡単に解説します。
あなたの症状は急性と慢性のどちらでしょうか。
急性か慢性を見極めて、自分に合った治療をしましょう。

急性副鼻腔炎(蓄膿症)

急性というだけあって、1週間から2週間で完治することが多いのが急性副鼻腔炎(蓄膿症)です。
治療をしなくても、自然に治ることもあります。
風邪を引いて鼻水が出るようになり、ウイルスや細菌が副鼻腔で悪さをして炎症を起こすと蓄膿症になってしまいます。

慢性副鼻腔炎(蓄膿症)

慢性副鼻腔炎(蓄膿症)の場合は、蓄膿症の症状が3ヶ月以上続きます。
鼻の穴の壁である鼻中隔が曲がっていて炎症が起こりやすく蓄膿症になりやすい人は、慢性副鼻腔炎になってしまうことがあります。
鼻風邪を何度も繰り返すことも、慢性副鼻腔炎の原因です。

それぞれの治療方法と期間

急性副鼻腔と慢性副鼻腔炎の治療方法とかかる期間を解説します。

急性の場合

まず、蓄膿症の症状を抑えるために、セフェム系・ニューキノロン系などの抗生剤を処方されます。
抗生剤の他に、粘膜の機能を改善するためのお薬を処方されることもあります。
処方されるお薬は、2週間分以内です。
症状の重さによってお薬を飲む期間は異なりますが、2週間が目安となります。
子どもが蓄膿症になったときには、ネブライザー療法となることがあります。
ネブライザー療法は、ネブライザーという薬を霧状にする機械を使って治療する方法です。
抗生剤やステロイド剤をネブライザーに入れ霧状にして、鼻などから吸い込みます。
霧状にすることで、薬が苦手な子どもでも治療しやすく、霧は副鼻腔まで入り込みやすいというメリットもあります。

薬物治療は、蓄膿症を根本的に治療する方法です。
根本的な治療ではありませんが、今のつらい症状を改善するために、鼻の吸引や洗浄をすることもあります。
副鼻腔に溜まった鼻水を取ることで、スッキリします。
蓄膿症の原因は、副鼻腔に溜まった鼻水や膿です。
それを取り除くことで、副鼻腔の環境を改善することにも繋がります。
鼻の吸引や洗浄をしたあとにネブライザー療法を行うと、さらに効果的です。

急性の場合は、大抵2週間ほどの薬の服用で治ります。
蓄膿症かなと思ったら、早めに治療をすればそれだけ早く治るということです。

慢性の場合

慢性の場合も、基本的には、抗生剤や粘膜の機能を改善するお薬で薬物治療をします。
ネブライザー療法や、鼻の吸引や洗浄も行い、急性の場合と治療方法は同じです。
しかし、処方される抗生剤の種類が異なります。
急性の場合にも処方されるセフェム系・ニューキノロン系などの抗生剤で、1週間ほど効果を見ます。
急性の場合はこれで抗生剤は終わりですが、慢性の場合はその後、マクロライド系の抗生剤を少量ずつ飲みます。
セフェム系・ニューキノロン系などの抗生剤で急性の症状を抑えた後に、マクロライド系の抗生剤で慢性の症状を治療するのです。
マクロライド系の抗生剤による治療は、2ヶ月から3ヶ月続けます。
効果を見るためにも2週間から3週間はよく通院し、急性の症状が治まったら、1週間から2週間に1回通院します。
全ての治療が終わるには、3ヶ月から4ヶ月はかかると思っておいたほうがよいでしょう。

薬で良くならないときには手術の可能性もある

急性の場合も、慢性の場合も、根本的な治療には薬物治療をします。
薬物治療で約90%は治りますが、残りの10%は薬物治療をしても上手く効果が現われないこともあります。
そのようなときには、鼻茸(鼻にできるポリープ)ができていることも考えられます。
鼻茸はできていなくても、あまりにもひどく炎症していると薬が効かず、粘膜部分を取り除かなければなりません。
どちらの場合にも、手術が必要です。

蓄膿症の手術というと、一昔前は歯茎を切開して炎症している粘膜を取り除いていました。
歯茎を切開して手術をすると、顔が腫れたりしびれたりと術後辛い思いをすることもあり、「蓄膿症の手術=怖い」というイメージだったのです。
現在では、歯茎を切開することはなく、内視鏡での手術が一般的です。
傷跡も小さく、体への負担が少ない内視鏡での手術は、以前の手術のように怖いものではありません。
二泊三日の入院で手術する病院が多いですが、症状によっては日帰りで手術を行われることも、数日間の入院が必要となることもあります。
医師の方針によっても異なります。
術後は定期的に病院に通い、3ヶ月から1年は経過観察するとよいでしょう。

さいごに

急性なら2週間、慢性なら3ヶ月から4ヶ月薬物治療をする必要があります。
薬で良くならないときには、手術の可能性があり、手術の場合は、手術に数日の入院、術後は長くて1年の経過観察が必要です。
症状によって治療方法も変わり、必要とする期間も異なります。
症状が重くなればなるほど治療に時間がかかってしまうのです。
早めの治療を心がけましょう。

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